ヴァイオリン・ヴィオラのメンテナンスについて

バイオリン・ビオラの基本的なメンテナンス(破損などではないもの)について、ご説明します。

①弓の毛替え

弓の毛替え、いつどこですればいいの?どのくらいの費用がかかるの?

毛替えの決め手は3点ほどあります。


 1)毛が切れまくって少なくなっている
 2)毛が伸びきっている/張ってもなかなか毛が揃わない
 3)松脂の付きが悪い/手垢などの汚れが酷い

弓の毛は極端な湿気や乾燥に弱いので、使用頻度が余り高くなくても、季節の変わり目には替えた方が安心です。大体年に2回(半年に1回)といった感じでしょうか。楽器店や弦楽器工房で、5,000円~7,000円程度で行っていただけます。

毛替えをしないとどうなるの?


演奏に支障が出てきます。

一番厄介なのが、1)の毛が少ない事です。はじめの状態から15本くらい切れて減ってしまっていたら、すぐに替えるべきです。

2)の、毛が伸びきってしまった時、こちらの場合は張っても毛が揃いにくく、その為に無駄な力が右手に入ってしまったり、木の部分を傷つけてしまったりする事があります。

3)の、汚れによる松脂の吸着力の低下で、松脂の付きが悪いと弦の上で弓が滑ってしまうので、こちらも右手が力んでしまう原因に繋がります。

良い状態を保つために気をつけられることは?


1)は、弾く際に弓の角度を気を付ける、2)は、弾く時の張る程度に気を付け、弾かない時は必ず緩める、3)は、出来るだけ毛に触れないようにする。以上を徹底すれば、毛の持ちは大分変わってきます。
これらを気を付けての寿命が平均して200時間と言われており、毎日2時間ほどの練習で3ヶ月もたない消耗品です。

初心者の方なら1年近くは使えると思います(最良の状態に強くこだわらなければ、、)。

ただ、習いたてで慣れていない場合、弾く際に毛を張り過ぎていたり、練習後に緩めていなかったりで、自ら劣化に繋がる行為を無意識の内にしていることがあります。

また弓は、木の部分は拭きますが、毛は基本的には拭きません。
その為、塗った松脂は薄い膜として残り、それに付着した汚れが松脂の乗りを悪くし、塗りムラができ、弦への引っ掛かりが悪くなります。
しかし松脂の塗りが甘いと、毛のキューティクルを破壊し、磨耗の原因にもなるので、松脂は毛の磨耗予防の為にも、演奏前に薄く塗る事を心掛けて頂きたいです。

②弦の張り替え

弦の張り替え、いつどこですればいいの?どのくらいの費用がかかるの?

次に弦の張り替えの時期についてですが、こちらの決め手は大きく分けて2点です。


 1)錆びてしまい変色している/ザラザラしている/中の芯が見えそう
 2)既に切れている

音色の低下や音程(特に五度)がハマりにくくなるなどの現象が起きたら古い証拠でもあるのですが、生徒さんご自身がそういった事を不快に感じていなければ、こちらの2点を決め手に張り替えれば十分かと思います。


1)を放っておいた結果が2)ですので、練習後に手汗・手垢をよく拭き、爪の長さにも注意していただければ、1年ほど使えると思います。

ひどい汗っかきの方に限り、特に切れやすいE線は前以て替えておくと演奏中に切れる心配が減り、危険回避にもなるのでおすすめです。


E線は各弦の中でも一番安価で、信頼できるメーカーから1本300円しないで販売されています。
総張り替えですと、定番のトマスティックというメーカーから出ているドミナントが1セットで約4,500円(私が購入しているところで45%引き)です。
ヴィオラですと同じく45%割引でも8,000円以上するようです。

終わりに


メンテナンスは神経質になり過ぎても維持費がかかって大変なので程々で、とは思いますが、演奏に支障が出る要因にもなりますので、気になることがあれば講師や楽器店へご相談ください。

レンタルヴァイオリン/レンタルヴィオラのご用意があります。

レインミュージックスクールでは、ヴァイオリン、ヴィオラのレンタルを行っています。
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AUTHER

飯田 優衣 IIDA YUI

数ある楽器の中からヴァイオリンを選択された思いを大切にし、ひとりひとりのペースに合ったレッスンを心掛けています。
始めるタイミングに早いはあっても遅いはありません。
自身が強く「やりたい」と感じた時、これ以上に良いタイミングがあるとしたらいつでしょう。
まず……

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