2025年秋期 指揮グループレッスン(フルートアンサンブル)

はじめに

昨年2025年秋、秋口から12月にかけて、月1回のペースで、フルートアンサンブルによるグループレッスン(以下、GL)を行いました。

この企画のきっかけは、
「よく考えてみると、指揮コースの生徒さんの中にはフルート経験者が多い。今この時期に、これだけフルート経験者がそろっているという状況を、何かに活かせないだろうか」
と考えたことでした。

そこで、フルートアンサンブルを結成し、それをグループレッスンとして行うことを思いつきました。
私自身、「オーケストラや吹奏楽、器楽合奏といった大きな編成の音楽の根本は、小編成のアンサンブルにある」と考えています。
また、当教室指揮コースの生徒さんには学校の先生も多く、器楽合奏の指導に携わっている方も少なくありません。そうした背景もあり、「器楽アンサンブルを指揮する」というテーマは、以前から大切にしてきたものの一つでした。

課題について

今回取り上げたフルート四重奏は、私自身が約30年前、大学時代に演奏した思い出深い作品でもありますが、アンサンブルとしての難易度は決して低くありません。
また、偶然にも今回のメンバーの一人が、直近でこの曲を演奏していたことも、選曲の後押しとなりました。

本来、この規模のアンサンブルは、必ずしも指揮を必要としません。ピアノの連弾や弦楽四重奏に指揮がいらないのと同じ理由です。
しかし、「そのアンサンブルの中に指揮者として入り込み、音楽や時間を共有する」という経験は、指揮を学ぶ上で非常に大切だと考えています。

今回は、単に指揮の技法を“生音”を通して体験するだけでなく、
「アンサンブルをどのように調えるか」
「練習をどう組み立て、音楽を形にしていくか」
という点にも、受講生に取り組んでもらいました。

久しぶりに昔演奏していた楽器を手に取った生徒さんも多く、皆さんとても楽しそうに取り組んでくださり、「またこういうアンサンブルをやりたい」という声も聞かれました。

グループレッスン当日

皆さんがしっかりと事前準備をしてきてくださり、ブランクがあるとは思えない完成度で演奏されていたことには、私自身も嬉しい驚きを覚えました。

指揮の受講生は、「この振り方なら合うはずなのに、なぜか合わない」という場面に、たびたび直面しました。
呼吸を揃え、理論的には正しい振り方をしていても揃わない――もちろん、演奏者側に問題があるわけではありません。
その微妙な“綾”は、他人の指揮を見て学ぶだけでは掴みきれない部分でもあります。

まとめ

今回のGLを通して、そうした言葉にしにくい感覚を、少しでも体感してもらえていたら嬉しく思います。

なお、フルートアンサンブルのGLと並行して、現在は合唱のグループレッスンも行っています。
女声二部合唱の作品を取り上げており、歌うこと自体の難易度は高い一方で、指揮の技法は比較的シンプルなものに設定しています。
こちらは越年での継続となり、次回の開催は2月以降を予定しています。

今後も、指揮を学ぶさまざまな角度からの取り組みを、少しずつご紹介していければと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

教室から

指揮法グループレッスンは、指揮コース生徒さんのいわば発表会(兼公開レッスン)です。

指揮コースに通われる生徒さんは普段、中高生の学校での指揮、音大受験生、大学生のサークルでの指揮、教職員の方の吹奏楽、オーケストラ部活顧問での指揮、社会人サークルその他の音楽団体での指揮など、それぞれの現場で指揮を振られています。普段はなかなか見られない、他の、同じ状況の方々の指揮を見て勉強する場、自身の指揮を見ていただくとしてこの機会を設けています。(指揮コースページ下部に詳細/概要を記載しています)

レッスンは一人1時間、ピアノ伴奏で行います。今回のように、参加者が楽器演奏可能な場合、他の楽器も演奏していただいたりということがあります。

グループレッスンに参加される生徒さんは、回を重ねるごとに着実に指揮のスキルをアップさせていかれています。
聴講だけも可能ですので、ご入会後ご経験の浅い方からご参加いただけます。

今回ご参加の皆さま、お疲れ様でした。

AUTHER

宮川 健太郎 MIYAGAWA KENTARO

担当コース

「学校の合唱祭で指揮をしなければいけなくなった」
「吹奏楽コンクールで指揮をするけれども、指揮指導をもっと上手になりたい」
「リコーダーアンサンブルの曲で振り方がわからない」
「音大指揮科を受験したいが、指揮の先生が探せない」
などなど、「ワン……

プロフィール

宮川先生のレッスンが受けられる♪指揮コース詳細はこちらから↓

指揮レッスン

オーケストラをはじめとし、アンサンブル、合唱やオペラなど複数人での演奏や音楽的解釈を統一するため、指揮者は存在します。
表現したい音楽を演奏者にわかりやすく正確に伝達するため、手や腕、体はどうやって使うのか、また音楽の解釈についてや、知識など、幅広い視点からのレッスンを行います。

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