名曲解説&ワンポイントアドバイス『ベートーヴェン悲愴ソナタ第2楽章』

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みなさまこんにちは。オムライスがふと食べたくなって以来、最近率先して自炊を行なっているのですが、毎日の献立を考えるのが難しく主婦の皆様のすごさを改めて感じている毎日です。みなさまはいかがお過ごしでしょうか?
さて、今回はいつもの内容とは趣向を変えて、名曲の紹介と演奏する際の簡単なアドバイスなどをみなさまと共有してみたいと思います。今回取り上げる作品は皆様もご存知かと思います、ベートーヴェン作曲の悲愴ソナタより第2楽章になります。

ベートーヴェンについて

まずはベートーヴェンについて軽く触れておきましょう。L.v.ベートーヴェンは古典派の作曲家であり、9つの交響曲や32のピアノソナタ、弦楽四重奏やピアノ三重奏等の室内楽曲などで数々の名作を残しています。ピアノソナタにおいては今回紹介する悲愴、月光、熱情、の3大ソナタ他、テンペスト、ワルトシュタイン、告別、ハンマークラヴィーアなど、数多くの名作を残しています。

ロマン派以降の作曲家の多くはベートーヴェンからの影響を受けています。中でもブラームスなどは非常に強く影響を受けており、技法などにベートーヴェンからの影響が垣間見えます。

悲愴ソナタはOp.13とベートーヴェンの創作時期の中ではかなり初期の作品になります。正式名称はGrand Sonata pathétiqueといい、初版の段階から悲愴というタイトルがついていたそうです。作曲されてから現在に至るまで頻繁に演奏されている大変人気のある作品です。特に第2楽章のメロディはベートーヴェンの作品の中でも特に有名なフレーズだと言えるでしょう。

第2楽章を弾いてみよう!

悲愴ソナタの第2楽章は他の楽章に比べて比較的易しい難易度であると言えます。聴くだけではなく、実際に演奏してみてこの曲の世界を体感していただけたらと思います。早速概要を見ていきましょう。

速度指示はAdagio cantabile(緩やかに歌うように)となっています。典型的なソナタにおいて第2楽章は緩徐楽章として位置付けられることが多いです。第1楽章や第3楽章に比べて、かなりゆったりとしたテンポで演奏しましょう。しかし、ゆったり弾く上で一つ注意しなければならないことがあります。

それは、拍節感です。ゆっくり弾いているとつい忘れがちになってしまうリズムの概念。この作品においてもそれが頻繁に起こってしまいます。この第2楽章は4分の2拍子という指示が書かれているので、2拍子の流れを意識しましょう。内声部の刻みに気を取られて4拍子のように聴こえてしまうといけません。バスの大きな流れに乗っかるイメージで弾いて見ましょう。

2拍子の感覚がいまいち掴めないという方は大きなゆりかごで揺られている姿をイメージしてみてください。4拍子や3拍子に比べてとても大きなスケールを持った拍子になりますので、たっぷりと時間を使って拍を感じ取りましょう。

もう一つ意識すると良いことは、声部のバランスです。動きが多い内声に気を取られてメロディやバスラインがおろそかにならないようにすることが大切です。弦楽四重奏などのように、それぞれの動きを一人一人の奏者が演じているように弾いてみましょう。慣れないうちは、声部ごとに取り上げて練習してみましょう。それぞれのメロディが美しく弾けるようになったら合わせて弾いてみて、響きのバランスを綺麗に作ることに挑戦してみましょう。

17小節目から少し曲調が変わります。左手が完全に刻みになってしまうのでつい忘れがちになってしまうのですが、ここでも2拍子をしっかりと意識しましょう。このセクションにおいて現れる細かい連符による装飾的なメロディについては、焦らずに時間をかけて準備をして弾くようにしましょう。一つ一つの音がしっかりと語りかけているように意識して弾くと良いニュアンスで弾くことができます。

37小節目からのセクションは刻みが3連符になります。テンポなどを大きく変える必要はありませんが、2連符との違いを意識しましょう。しかし、あくまで2拍子であることは変わりないので、それに気を取られすぎないように注意してください。3連符になることでバランスも取りづらくなります。必ずメロディ、バスラインを意識しましょう。

これらのことを心がけることが出来ればあとは強弱やニュアンスを気をつければ綺麗に弾けるようになります。音楽は調和させることによって美しいものになります。この第2楽章は聴き馴染みがよい名曲であると同時に、演奏にあたっては楽曲全体を通したバランスの取り方のいい練習にもなります。もしこの作品にご興味ある方は一度目を通して演奏してみてくださると幸いです。

おわりに

いかがでしたでしょうか?悲愴の第2楽章はとても良い曲なので、みなさまぜひ弾いてみてくださると幸いです。今後もこういった楽曲の紹介やワンポイントアドバイスのような記事を書いていきますので、ご興味持って下さった方はお時間ある際に読んでくださると幸いです。また、こんな楽曲を取り上げて欲しいといったリクエスト等がありましたら、お気軽にお申し付けください。

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佐々木 隆介 SASAKI RYUSUKE

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